第207回 『 詩人と音楽家 』 4
- 2006/09/05(火) 15:00:00
― 技術教育の期間
【 技術教育が成立する期間は最低6ヵ月… 】
・経営トップは効果の高い研修を求め、効果の低いものを嫌う。今までの教育は効果の低い (知識) 教育だったと知れば、怒るトップがいるかもしれない。彼等が求めるのは効果があるもの、すなわち技術教育だ。しかし、効果があるといっても、トップは1年どころか1ヵ月も部下の教育に時間を与えまい。なぜなら、そんな時間を教育にかける習慣がなかったからだ。
・しかし技術は進歩し、競争は激化、人的能力の必要性は一段と高い。そういう中、彼らがギリギリ許す期間は何日だろうか…? …財部は考えて、その期間は13日間とした。これなら彼らを説得できよう。問題は…、
イ、13日間でほんとうに技術研修が成立するか?
ロ、難しいテーマ、しかも膨大な研修内容を13日間でこなせるのか?
ハ、研修生の諸能力を、13日間で本当に高め得るのか?
ニ、そして経営トップの期待に十分に応えられるか?
もしこの四つを可能にするとしたら、その条件は何か…。はっきりしていることは 技術教育が成立するには最低6ヵ月の期間を必要とする…。 すると13日間では初めから不可能ではないか。そう! そうなのだ…。しかし、諦めるにはまだ早い。
【 右脳が世にも不思議な研修を生み、次々に果実が実った 】
・右脳はこういう所で働き出すのか。大学の1日の授業は6時間。月に20日として1ヵ月120時間だ…。夏、冬の休暇を引けば、120時間×5ヵ月で600時間の研修になる。13日間とは、1日休みを入れて1日6時間授業なら72時間となる…。13日間72時間の研修はひたすら時間との戦いとなった。具体的には…、
イ、合宿による研修
ロ、休日なし、朝6時、夕7時までの1日10時間研修
ハ、分刻みのスケジュール
ニ、規律による訓練生の集中倍化
以上の措置により72時間は一躍130時間へ!! 何と80%増が実現できた…。
・次に研修効果をupできないか。例えば5倍に…。5倍になれば130時間研修が600時間になる。まさに6ヵ月研修である。効果を5倍にするにはどうするか…。ここにおいて右脳が働き出す。鍵は講師、研修生、能力upシステムの三つにある。
・第一の鍵は講師である。ポイントは彼等の指導のパンチを3倍にできれば、効果があがる。この為、厳しい講師特訓が始まった。やがてマニュアルが作られ、蓄積され、分厚いものに変わっていった。こうして講師の指導力はパンチが3倍以上は高まり、強化されていく。
・次のポイントは、講師の研修スピード。これを3倍化せねばならない。これは講師の言葉の無駄の削除と、スピードupの特訓により実現した。この二つのポイントの特訓成果は様々な研修に見られるが、例えば入魂のリーディングでは、講師のパンチ力とスピードにより、研修生がみるみる良くなるのが見られる。
【 5倍の量を暗記する。 …そんなことが出来るのか? 】
・鍵の第二は研修生である。能力を高める為に、彼らはたくさんの事を暗記する。だがたいていの人が、必要な分量の20%しか憶えられない。…だから5倍の量を暗記する必要がある。…そんなことが出来るのか? 出来た!! 右脳が不思議なことを囁いた。
『忘れるなら、ドンドン忘れてもらおう』 『そのかわりドンドン教えればいい』 スピーディーな英単暗記方式により、暗記スピードが5倍となった…!! しかもラクに憶えられる。
・研修生の次のポイントは、研修に取り組む意欲をいかに高め、13日間持続するかだ。それは、全研修全審査システムによって解決した。全てのテストに合格しなくては卒業できない。ただしテストは何度でも受けられる。そして5点から始まる厳しい審査…。曲折はあるが、訓練服からリボンが一つひとつ消える (合格する) 度に、意欲は凄い高まりを見せる。(この項続く)
この記事に対するトラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事にコメントする
- HOME |




この記事に対するコメント