第116回 『地獄の訓練が出来るまで』 11
- 2003/11/18(火) 13:50:00
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毎回内容を楽しみにしていますが、今回の十か条について私の感想を
述べさせて頂きます。
1.果たして記憶のスピードが速くなればそれだけで講師は満足なので
しょうか。 頭で覚えることと、 実際に行動に移すことが出来るか否
かは記憶力とは無縁と感じます。
( 2. 及び 3.前半省略 )
3. …ビジネスマンとしての基本を忠実に、そして徹底的に教育して
くれるのが管理者養成学校ではないでしょうか。
今回のメルマガを読ませて頂いて、非常に残念で悲しい思いがしまし
た。
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・前号のメルマガに対し、平成10年 454期 加藤勝利さんから苦情を頂いた。実はメルマガ8号で、地獄の訓練が追求する6大テーマをご紹介しておいた。管理者としての専門知識3項及びスピーチ力、ディベート力、報告の技術の実技3項、計6項である。つまり十ヵ条研修は主要6項に入っていないのだ。それは多分7番目に位置する、 …訓練であろう。
【 十ヵ条訓練の比率は5% 】
・主要6項がそれぞれ10%の比重を占めるなら、これだけで60%を占める事になる。すると十ヵ条訓練の比重は5%前後であろう。これに対しスピーチは6項の中でも特別で、その比重は20%もしくはそれ以上はある。しかもスピーチ訓練には発声、素読、歌唱訓練と人生の5年分を基礎からやり直すような徹底した訓練を必要とし、その用意をしてもいた。
・ところが十ヵ条訓練とその暗記に非常に多くの時間がかかった。たとえば初期の頃には、暗記にかかる時間は20%に及ぶというのが我々の実感であった。5%の比重の訓練としては明らかに時間のかけ過ぎであり、スピーチ等の主要な訓練の時間を奪い、訓練の成果に影響した。
【 暗記のスピードを2倍にする 】
・この為、十ヵ条暗記にかける20%の時間を削減することが何よりも必要となった。このため訓練生が比較的たやすく暗記できる指導技術の改革が行われた。これにより我々は十ヵ条合格日数を半減し、訓練生を苦しみから解放し得た。
・暗記のスピードを2倍にするキーポイントは何か。その原理は覚える努力をやめ、忘れる経験を自由に沢山やって頂くことである。記憶するのは忘れる回数であり、その回数を増やせば良いのであった。つまり講師はどんどん情報を提供し、訓練生は片っ端から忘れていく過程で、自然に記憶に定着していく…。
・454期、加藤さんが入校した平成10年には、この改善が一段落していたはず。 半数の訓練生の11日目の合格は、5日目までには改善されなかった。しかし7日には50%の人は合格できた。つまり、加藤さんは改善された技術で指導を受けられたと思う。が、この7日を5日にできたのは、今年行われた改善の結果であった。
【 ゴールデンタイムの活用 】
・地獄の訓練は一班14名に二人の教官がつく。一人が早番、一人が遅番である。13日の中で二人は交替で休暇をとる。二人の教官が一緒に働く時間帯に問題があると私は常々感じていた。第一教官のかたわらで第二教官は雑用を勤めていた。訓練生の質の向上につながる有効活用が、第二教官に図られていない。これまで度々、具体的な注意を行ったが、私の指導は教官たちに徹底できなかった。今年1月、この改善にとり組んだ。
・まず訓練には教官一人が14人を担当できる訓練がある。訓練生の数が6、7人と少ない方が良い訓練もある。私は訓練を二グループに整理した。そして二人の教官が勤務する時間はゴールデンタイムとし、この時間では一班を二つに分け、少人数訓練に限定した。またゴールデンタイム以外の時間帯には中人数訓練をやることにした。この制度が効果を発揮した。生産性があがり効果は多くの訓練に及んだが、とりわけ十ヵ条暗記で半数が5日目に合格するという副産物をもたらした。(この項、続く)
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