第255回 『 疲労感が消えた 』 1

  • 2008/02/15(金) 15:00:00

・昨年12月、私の体が妙に軽くなっている事に気が付いた。それまでのあの疲労感が消えているらしい…。疲労感がないなんて、多分20年以来の事だろう。有難い話だが、何が原因で疲労感が消えたのか。

・原因として考えられるのは一日三食玄米主義だが、あの三玄主義は実は昨年夏に頓挫していた。原因は昨夏の異常な暑さにあった。私は女優の宮沢りえと共通項は一切無いが、一点、拒食症を共有している。この病気はなかなか辛いもので、昨秋にもパリコレクションの有名ファッションモデルが拒食症で死亡している。

・症状は数年に一度、たいてい夏に起こる。一度起こるとほぼ2,3週間続く。4年前にも症状が出て55キロの体重が52キロに激減し、13日間ぶっ通しでビタミン注射に通った。女性の多くがダイエットが原因で拒食症になるのに対し、私の場合は胃の全摘出手術によった。

【 食事は楽しみでなく義務もしくは負担 】
・日頃、食欲はあまりない。食事は楽しみでなく義務、もしくは負担である。そして料理は苦手ときている。こんな男が三玄主義などすべきではなかった。少なくとも夏場は避けるべきだったのだ。あまりの暑さにイカを煮るのも面倒になって、おかずが手薄になっていた。そして三食玄米…。

・気がついたら拒食症にやられていた。食事が喉を通らない。無理に食べると嘔吐する。仕方ないので時間をかけて、少しずつ攻略する。『これを食わなきゃ、生きていけない』と言い聞かせながら。この時の対策が玄米一食とした事。また夕食は比較的、抵抗がない事に気がついた。原因は酒にあった。私は法事でも結婚式でも、昼酒はしない主義だったが、この時は朝から酒を飲んだ。こうして拒食症から脱出したが、玄米は一日一食になっていた。

【 そして焼香はただの一回 】
・原因は分からないまま年末のある日、社員K氏のご母堂様のお葬式に参列して来た。寒い日が続くと人は亡くなる。式は型通りに進み、和僧の読経が終わると親族より焼香が始まり、一般参列者が続く。大抵の人は祭壇に向かって一礼し次に親族に一礼し、丁寧な人は参列者にも『お先に…』というように一礼して祭壇に進んだ。そして焼香は二度か三度、一度の人はいないし四度の人もいない。

・ところがここに一風変わった型がみられた。彼は祭壇に向かって一礼すると参列者にはもとより親族にも礼をせず、まっすぐ祭壇に進んだ。そして焼香はただの一回。そして正面の位置に戻るともう一度礼をし、ここで初めて親族に一礼した。

・11年前、定年退職を目前にして幼馴染が癌で死んだ。夏の暑い日…、釣りを楽しみに新車を買っていたのに…。一周忌の日、墓前で住職が上記のやり方を私に教えてくれた。『親族は後で良い、佛に集中しなさい…。』そして『焼香は一度で良い。一度で決めなさい』以後、私は住職の教えを守っている。(この項、続く)

焼香の回数、土田弘司
・ちなみに焼香の回数は宗派によって異なるそうです。真言宗・浄土宗は三回、曹洞宗・浄土真宗大谷派は二回、臨済宗・浄土真宗本願寺派は一回、日蓮宗は概して一回としています。ただしこれはあくまで原則で、一般の参列者の場合は一回でも三回でも特に失礼ではないとされています。

・過日より、配信を10日に1回から週1回へと改めました。この度、緊急の仕事が入り、時間のゆとりを失いました。よって、次回より配信を10日に1回(原則毎月1日、10日、20日)に戻させて頂きます。計画性の無さを露呈しました。申し訳ありません。今月は1日、8日、15日と配信させて頂きました。次回の配信は、2月29日とさせて頂きます。(この項、終了)

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