第231回 『 理想の食事 』 1
- 2007/06/11(月) 14:55:00
・約1ヵ月前、新谷弘実氏(アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授)の「病気にならない生き方」(サンマーク出版)を読んだ。ここには最も理想的な食事が紹介されている。氏によると1977年、マクバガン・レポートという興味深い報告がアメリカで発表された。医学が進歩する一方で病気にかかる人の数は年々増え、国が負担する医療費の増大により財政危機を招いた。この為、アメリカ上院のマクバガン委員会は病気になる原因を解明し、世界規模で根本的対策を探る調査研究を開始した。
【 元禄時代以前の日本の食事 】
・当時の最高レベルの医学、栄養学の専門家を動員して、5000頁のレポートを発表、その結論は病気の原因は「間違った食生活」にあるとした。食生活を改めない限りアメリカ人が健康になる方法はないと断言している。
・レポートは分厚いステーキに代表される高タンパク質のアメリカ人の食事を真っ向から否定し、最も理想の食事は、なんと江戸は元禄時代以前の日本の食事だった。精白しない穀類を主食に、おかずは季節の野菜や海藻、動物性タンパク質は小さな魚介類を少量…。1935年生まれの新谷氏はこの理想の食生活を自ら実践、19歳の時インフルエンザにかかって以来、一度も医者にかかっていないとしている。
【 玄米食の調理は到底無理 】
読了後、私も理想の食事に踏み切ることにした。まず玄米、玄米には少し関心があった。当社の月1回の役員会では、会社は役員の弁当を用意する。近くのデパートで用意するが、私はこれを辞退して自然食の専門店で玄米弁当を買って食べていた。
・さて玄米となると炊飯が問題となる。炊事が苦手で独身の私には玄米食の調理は到底無理である。ただ、たまたま私は近くのスーパーで半調理済みの玄米パックを、最近買って食べていた。電子レンジでチンすれば2分で出来、実に簡単。しかも味は悪くない。
・さて、スーパーの玄米パックである。問題はこれが無農薬の自然食品であろうか。夏の太陽のもと水田で6ヵ月も育てる稲に、農薬無使用などということは期待できない! そこで新宿の自然食の専門店に行ってみたら玄米、五穀米の半調理済みのパックが見つかった。さっそくこれを購入、食事は3食玄米や五穀米に切り換え、ついでに買ってきたおかずによって私の理想の食事はまがりなりにもスタートした。
【 ある日、私はもう一つの発見をした 】
・こうして玄米は解決したが、おかずは初めの頃は三日に一度、電車に乗って新宿まで買いに行っていた。店には有機野菜も置いてあるので、野菜は自分で調理するように切り替えた。それでも新宿まで野菜を買いに行かねばならない。ある日、気がついて近くのスーパーに有機野菜はないのかと聞いたら、それがあったのだ。
・次は魚である。例の専門店にはどういうものか生魚はなくて、干物や鰯の煮物が置いてあり、初めはこれらを食べていた。ある日、専門店になぜ生魚が置いていないか考えていたら、大変なことに気がついた。何と生魚は養殖を除いてすべて天然だったのだ。
・「そうか!」ある日、私はもう一つの発見をした。専門店には果物はバナナしか置いてなく、やむなくバナナばかり食べていた。なぜバナナなんだ。店にバナナしか置いていない謎がついに解けた。実に、果物もまた自然食だった、らしい。私は今、量産のきくイチゴは避け、イチジクや枇杷などを近所のスーパーで買っている…。(この項続く)
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